
2019年に第一子出産、2022年に第二子出産予定のすぼらーmamaと申します。
第一子の出産では、妊娠初期から切迫早産になってしまい、約3ヶ月半24時間の点滴入院をしていました。それから3年後、第二子を妊娠。前回と今回で切迫早産に対しての考え方や治療法が変わっていたので、今回はそれをまとめてみたと思います。
ここ数年で大きく変わった切迫早産の治療

2022年妊娠発覚。前回の切迫早産による長期入院というヒストリーから個人病院では対応してくれず、大きな大学病院へ紹介状を持っていきました。
やはり気になるのが、切迫早産になった場合のこと。
先生に「切迫早産の場合また点滴入院ですか?」と質問すると、
「ウテメリン点滴早産予防に効果がありませんので、うちでは点滴はしません。」
(`ω´)キッパリ!!
ここまではっきり言われたことに衝撃を受けました笑。
ウテメリン点滴が早産予防になるというエビデンス自体ないそうです。
前回の苦しい3ヶ月半の入院はなんだったのでしょうか?・・・w
欧米諸国ではかなり前からウテメリン点滴の早産予防への効果はない(または限定的)とされ、やっと日本が欧米諸国の考えに近づいてきたようです。

切迫早産に対しての治療法はかなり日本は保守的で遅れていたようです。
そして、
「ベットでの絶対安静生活が切迫早産を予防するということもない」そうです。
むしろ、妊婦の筋力を低下させ体力気力を奪うという、今までの日本での切迫早産の治療を全面から否定するという衝撃の事実が判明しました。
/(^o^)\ナンテコッタイ
ただ、お腹が張る・子宮頸管や子宮口が開いてきている場合には安静にしてもらって、場合には入院して胎児の成長を促すステロイド注射をするという治療が行われますとのことです。
【注意】すべての病院でウテメリン治療がなくなった訳ではない

個人病院ではNICUがなく早産児の対応ができないので、まだウテメリン点滴と絶対安静に頼っているという現状があるそうです。
一方、NICU完備の大学病院や総合病院では早産児でも対応できるという強みもあり、昔から切迫入院基準は個人病院より緩やかな傾向にありました。(基本的に自力で呼吸ができる34週まで週数が行けば切迫早産の治療での入院は必要なくなり、自然に陣痛がくれば出産しましょうというスタンスです。)また近年の切迫早産への考え方の変化により、さらに切迫で入院するという可能性がかなり低くなってきたように思えます。
今は切迫早産の治療の移行期間

このように設備の違いで、切迫早産に対する治療が変わってきますし、現状では産院の医院長の考え方や方針によって切迫早産の治療方法は変わってきてしまうので、
特に切迫早産経験者、切迫早産傾向がある方はぜひ産院を決める前に、
切迫早産の治療方法をしっかり聞いて納得した上での産院選びをおすすめします!
まとめ

今回切迫早産体質の私が、入院なしに妊婦生活を送れているのは、この新たな切迫早産治療が欧米化されてきたおかげでもあります。
妊娠中期での不正出血、30週入るやいなや子宮頸管が2.5cmを切ってしまっり、子宮頸管の開きが確認されたりと、以前だったら速攻入院になるような状態でも、
なんと、
- 入院なし
- 行動制限なし
で34週を迎えることができました。
もちろん本当に切迫早産の兆候(胎児が下がってきている、または胎盤が剥がれてきている)などがあれば入院にはなりますが、それ以外であればきちんと検査した上で通常の生活に戻ってOKという判断をしてくれます。

苦しいウテメリン点滴や絶対安静は今回ないので、ほどよくウォーキングして体調管理ができたりと、第一子の時とは比べ物にならないほど、すこぶる元気なマタニティー生活を送っています。
逆に今まで無闇に妊婦を入院をさせすぎてしまっていたのかもしれません。
産婦人科は胎児や母体に何かあった場合、訴えられやすい職業ですし、保守的な日本は積極的に切迫早産の治療を見直しをしてこなかったという背景もあるのではないかなと色々あったのかなと思います。
まー切迫早産で長期入院してくれる妊婦は病院にとっていい金ズルであったという事実はあると思っている。(→性格悪いw)
なにはともあれ、切迫ママたちにとって早産の治療法がきちんと見直され、無駄な治療・出費がなくなってきたというのはとてもいいニュースです!
みなさまの出産が納得して満足できるものでありますように(*˘︶˘人)
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