【聖マリアクリニック本院】無痛分娩レポート

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ずぼらーまま
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2019年に聖マリアクリニック本院で無痛分娩にて出産をしました!

今回はこの産院での無痛分娩の様子をレポートしたいと思います。

聖マリアクリニック本院とは?

聖マリアクリニック本院は横浜にある産婦人科です。24時間無痛分娩に対応していることで有名です。

住所:〒244-0801 神奈川県横浜市戸塚区品濃町509−3
アクセス:横須賀線 東戸塚駅 徒歩8分

聖マリアクリニック本院の無痛分娩の特徴

  • 無痛分娩ではなく和痛分娩
  • 24H対応無痛分娩ー麻酔科医師(常勤:1名、非常勤:1名)
  • 自分でボタンを押して麻酔を入れる硬膜外麻酔(目安30分に一回)
  • 無痛分娩代(15万円)※分娩中急に無痛分娩を希望した場合は確か20万と高くなる

聖マリアクリニックでは、実際は無痛分娩ではなく和痛分娩になります。詳しい割合は忘れてしまいましたが、聖マリアクリニックで分娩をする30~40%の人が無痛分娩を希望しているそうです。

無痛分娩希望者の約80%以上は無痛分娩で出産できているそうです。無痛分娩にできなかったケースとしては、お産の進みが早すぎて麻酔ができなかった、また緊急の帝王切開になった場合などがあるそうです。

無痛分娩の費用は横浜市で1~2位を競う高さです。

これらは麻酔科の先生に説明してもらいました。

無痛分娩のタイムライン

無痛分娩の経緯
  • 37w1d 10:00pm
    破水反応あり
    病院に前泊
  • 37w2d 7:00am
    子宮口4cm
    分娩室に移動
  • 37w2d 8:00am
    硬膜外麻酔準備
    痛みはまだそんなにない
  • 37w2d 10:00am
    陣痛促進剤スタート
    陣痛間隔が狭くならないので
  • 37w2d 4:00pm
    子宮口全開
    陣痛促進剤をバンバン上げられ、お尻・骨盤に痛み
  • 37w2d 4:20pm
    出産
    約8時間半で無事に出産

【37w1d 10:00pm】少量出血→破水反応

前日に妊婦検診があり少量の出血が続いていたので、内診での出血なのか、それともおしるしなのか判断がつかず迷いましたが、念のため産院でチェックしてもらうことにしました。

検査の結果、

破水反応!

子宮口はまだ1cmくらい。

その日はそのまま産院に入院することにしました。

その日に泊まった部屋は和室。付き添いの旦那の布団等はなくそのまま雑魚寝でした。

【37w2d 7:00am】生理2日目くらいの出血

朝起きてトイレに行くと、生理2日目くらいの出血。

びっくりしてナースコールしたけど、よく考えて見たらもう生産期入って破水して体が出産体勢に入っているので当たり前のことだったんだけど、切迫早産で入院中は「1日でも長く赤ちゃんをお腹の中に」をスローガンに3ヶ月半生きてきたので、気持ちが追いつきませんでした。

陣痛室飛ばしていざ分娩室へ。

助産師さんに子宮口の開き具合を確認してもらうと、

爆睡している間に子宮口がすでに4cm。

唯一切迫体質のいいところ。

痛みのレベル ★☆☆☆☆

【37w2d 8:00am】硬膜外麻酔準備

3ヶ月半ウテメリン点滴でボロボロになった腕から出産用になんとか血管を確保。破水していたので抗生剤の点滴からスタートしました。

陣痛も10分間隔でいい感じに来ていましたが、まだ痛みはありません。

よく子宮口が〇〇cm開かないと麻酔をしてくれないとか、ある程度陣痛の痛みを感じないと麻酔をしてくれないという噂を聞いていましたが、いつでもいいよとすんなり麻酔の準備をしてくれました。

硬膜外麻酔では、硬膜外カテーテル(チューブ)を背中に固定します。説明を聞いたときはチューブを繋げたままどんな感じか想像できませんでしたが、そのまま仰向けに戻り、チューブをしている違和感はほとんどありませんでした。

無痛分娩は事前に同意書にサインして提出するのですが、その書類をなくされもう一回分娩台でサインをすることにorz

寝たまま汚ったない字で殴り書きしました。

硬膜外麻酔と同時に導尿になります。

ここから起き上がれないので、水分補給にはキャップ付きストローなどのアイテムか重宝します。

この3ヶ月半点滴を物ともせず、毎日ガンガンお腹が張っていたので体が陣痛慣れをしてしまっていて、中々お産に繋がる痛みを伴う陣痛が来ない状況でした。

30分に一回麻酔ボタンを押していいと言われていましたが、痛みがある方が分娩が進むとのことなので、破水もしていたし、90分に一回を目安に麻酔ボタンを押していました。

痛みのレベル ★☆☆☆☆

【37w2d 10:00am】陣痛促進剤スタート

いい陣痛の波は来ているものの、陣痛の間隔が短くならないので、ここで陣痛促進剤の点滴をスタート。

書類に同意のサインをします。

陣痛が遠のかないように、麻酔はとりあえず90分に一回を目安をキープ。

ここから子宮口が全開になるまでは、旦那もびっくりするほどとにかく寝てましたw

申し訳ないけど、ほとんど旦那の記憶がない。

3ヶ月半の安静生活で体力が落ちていたのもありますが、点滴のせいでトイレが近くなり夜中も2時間おきに起きるという慢性睡眠不足で、とにかく最後のクライマックスまで寝かせてくれって思っていました。

導尿をしていたので、トイレ気にせず寝れたのはよかったw

途中で助産師さんがアロマを持ってきてくれた。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚.:。 ゜

痛みのレベル ★★☆☆☆

【37w2d 4:00pm】子宮口全開

子宮口の開き具合を確認しに来た助産師さんが内診を行った時に、ドバッと何かが流れる感覚が。

残っていた羊水が一気に出てきて子宮口の全開を確認!

この時の助産師さんと、「ちょっといきみ練習してみよっか!」と、何度かいきみ方を練習させえくれました。この練習で赤ちゃんが下にぐっと降りてきた感覚がわかりました。

(今さらですが、もう後戻りはできない、やっとここで本当に自分出産するんだと覚悟が決まりました。)

ここから先生を呼びに行ったり、バタバタといっきにフィナーレへ向かいます。

この日はたまたま私しか分娩する妊婦がいなく、なんと4~5人の助産師・看護師さんに囲まれての高待遇で出産に挑みました。3ヶ月半お世話になった馴染みのある顔の皆さんに囲まれ、心強かったんですが、みんなに股を見られるという状況は恥ずかしかったですw

医師が到着。

ここから一気に陣痛促進剤をあげられます。

ここで初めて痛いと声を出しました。

赤ちゃんが下がってきて骨盤の中途半端なところにいるのが辛く、陣痛のピークの時にとにかく「おしりー!お尻ー!!」となぜか先生たちに必死に訴えていましたw

ここで医師が、

「麻酔してなかったらもっと痛いから。」ボソッ

今欲しい言葉はそんな言葉じゃない。

数回いきんで、会陰の伸びがよくなかったのか、

「切るね〜」と医師が一言。

ザクッ

自分の体が斬られる音、感覚は今でも忘れられません。痛みはありませんでしたが、斬られる感覚ははっきりありました。

いきみの時に助産師さんが顔の横についてくれ、いきみ方のアドバイスを優しくしてくれていたのは心強かった。

痛みのレベル ★★★★☆

【37w2d 4:20pm】出産

分娩室に入ってからトータル8時間半で出産。

子宮口全開になってから20分、数回のいきみで出てきてくれました。

会陰切開はしましたが、無痛分娩で比較的多くなる、吸引や管子分娩には避けられました。

最後の2時間くらいは麻酔ボタンを押してなかったので、陣痛促進剤を上げられた後はそれなりに痛みはありましたが、そのおかげかいきみのタイミングや生まれてくる感覚はしっかりありました。

出産って感動で涙が出るもんだと思ったけど、内心は

もうゆっくり休ませてくれでした。

苦しかった3ヶ月半の入院生活についに終止符を打てるのかとやっと安堵できました。

よく産んだ後は感動に包まれ、赤ちゃんに気が入っているから、
産後の処置(胎盤や会陰切開の縫合など)は痛くなかったと聞いてたけど、

産後の処置、

無痛分娩だったけど普通に痛かったし、すごく乱暴に感じたよね。

胎盤出しているのか、子宮をドスドス突かれている感じや、会陰切開の縫合のチクチクや縫合糸を引っ張られている感じは全然ありました。

会陰切開の縫合中、痛いと何度か訴えて、
なぜか渋々追加で部分麻酔してもらいました。

会陰切開で使われる糸は溶ける糸なので、あとで抜糸の必要はありません。

一通り、産後の処置が終わると背中にさしていた硬膜外カテーテル(チューブ)を抜く作業をします。

医師がこの作業の時に、

これからが一番痛いところなんだよね。」

ってよくわからないジョークをまたボソッ。

ナース「先生・・・」

私「・・・」

おめでとうございますも労いの言葉もない医師とはここでお別れです。

母子ともに無事にお産できたことは、感謝しています。ボソッw

聖マリアクリニック本院の無痛分娩の安全性は?

私が今こうしてブログを書いているので、無痛分娩の後遺症などもなく母子ともに健康なので、安全だったと言えるのかな。安心ではなかったけど・・・

一時無痛分娩の医療事故のニュースが相次いで報道されたりと、いろいろ調べて納得はしていたものの、無痛分娩に対しての不安は少なかれありました。硬膜外麻酔をする瞬間はものすごく緊張しました。

私が出産した日は休日だったので常勤や非常勤の麻酔科の先生がいなかったのか、分娩を担当する医師が麻酔の処置してくれました。周りのスタッフは当たり前かも知れないけど、何の説明も自己紹介もなく無痛分娩の説明を受けた麻酔科の先生以外に硬膜外麻酔をしてもらうのは、

はっきり言って、

「あなた誰ですか??」

「ちゃんと麻酔の資格ありますか???(失礼w)」

状態です。

ただでさえ初めての出産、初めての無痛分娩でいろいろ不安な中、もう少し気を遣って欲しかったかな。

コミュニケーションは大事だよね。ぅん((゚ω゚ )ぅん

基本的にきちんと麻酔の管理がされていれば、無痛分娩で深刻なトラブルが起こる確率はまれで、無痛分娩は安全な医療といえるそうです。

実際、帝王切開でも硬膜外麻酔だし、交通事故で手術をした弟も硬膜外麻酔だし、でもなぜか無痛分娩での硬膜外麻酔では母体や胎児へのリスクが大きく取り上げられますよね?

おそらく、「お産は自然が一番」「陣痛の痛みに耐えてこそ母親になれる」という日本人特有の精神論や根性論が根底にあり、無痛分娩で産むことに対して批判的に捉える社会の雰囲気がそうさせてしまってるのかなと思います。

無痛分娩を選択する際は、

  • 無痛分娩の実績
  • 医療レベルやリスク管理
  • 信頼できる医師・麻酔科医がいるか

これらを調べたうえで病院や分娩方法を決めるのがいいと思います(ง •̀ω•́)ง✧

出産は人生の一大イベント。悔いの残らない産院を選びたい!

まとめ

私の場合、体が陣痛慣れという痛みを伴わない陣痛時間が長く、結局陣痛促進剤を使っての出産になりました。

3ヶ月半の張りはなんだったんだい/(^o^)\ナンテコッタイ

出産に対して恐怖心が大きかったですが、聖マリアクリニック本院で24H対応の無痛分娩ができるのは大きな安心材料でした。

痛みのレベルに関しては、最後のいきみ以外は分娩中終始会話ができるくらい終始穏やかなものだったと思います。

個人的体験談でしたが、この産院で無痛分娩を悩んでいる方の少しでも参考になれば幸いです。

ちょっとしたアドバイス・・・?

麻酔をした後はトイレに行けないので、無痛分娩では導尿になります。先輩ママから言われたのは、

導尿は麻酔がかかってから管を入れてもらった方がいいとのこと。

この先輩ママは導尿の際に激痛で叫んで、赤ちゃんの心音が一瞬落ちたそうです。

この話を聞いて、しっかりバースプランに、

導尿は麻酔が効いてからお願いします。

って一言入れておきました。

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