
母乳マッサージで左胸のしこりを指摘され、人生初!乳腺外来でマンモグラフィーを体験してきました。
乳がん検診(マンモグラフィー)に興味がある、また授乳中や卒乳したばかりでも検査が受けられるのか悩んでいる人の参考になれば幸いです。
乳腺外来とは?
乳がんをはじめ、乳腺に関わる病気の診断治療をおこなうところです。
乳房というと婦人科のイメージがありますが、婦人科は子宮・卵巣などが専門で、乳房は乳腺科(乳腺外科)になるようです。
意外なことに、乳房に関しては、婦人科は専門外なんですね。
「乳がん検診を受けて乳がんの疑いがある場合は乳腺科で再検査を受けることになるので、はじめから乳腺外来に行った方がいい!」と母乳マッサージの先生におすすめされました。
乳腺外来に行った背景
今回乳腺外来に行くことになった理由は、卒乳後の母乳マッサージで左胸上部のしこりを指摘され、乳腺外来に行くことをすすめられたからです。
予約の際に、「検査結果などあれば持ってきてほしい」とのこと、思い返すと、2008年の会社の健康診断のエコーで、乳房腫瘤(乳房のしこり)疑いでC判定を受けていたことを思い出しました。
- 2020年 左胸上部しこり
- 2008年 左胸上部、乳房腫瘤(乳房のしこり)疑いでC判定
12年前の乳房腫瘤(乳房のしこり)疑いからの今回のしこり。
全く同じ箇所ということもあり、やな予感をぜずにはいられませんでした。
今回お世話になった「乳腺外来もみやまクリニック」
母乳マッサージの先生の知り合いの乳腺外来クリニックを紹介してもらいました。
場所は、横浜市南区浦舟町にある乳腺専門のクリニックです。「阪東橋駅」4番出口より徒歩で約10分くらいの距離にあります。大通りに面しているので、方向音痴の私でも迷わず見つけられました。
口コミ評価も高く、常に2ヶ月待ち状態のようですが、今回運よくキャンセル空きに入ることができました。
院内のコロナ対策
クリニック入り口に消毒液、検温、受付に飛沫対策でプラスティック板が置いてありました。
待合室はそんなに広くはないものの、私の行った当日は、他の患者さんとのソーシャルディスタンスを十分にとって座れる人数(2~3人)だったので安心しました。
予約制で人がごった返すことがないので安心ですε-(´∀`*)ホ
診察の流れ
受付
問診票を渡されるので、そこに名前、気になる症状などを記入をします。
過去の検診結果などあれば一緒に渡します。
マンモグラフィー
まず一番気になる、よく噂で聞く胸を挟まれる痛み・・・
全くありませんでした!!
卒乳したばかりで、まだ母乳が出る張った胸でも痛みは大丈夫でした。
※当日は外出ギリギリまで搾乳がんばりました。
案の定、潰された胸からは母乳が出ましたが、技師の方が撮影終了後にティッシュを持ってきてくれました。
母乳ご迷惑おかけしました(´・ω・)スマソ
胸が潰れるので、少し息苦しかったものの、全く問題なかったです。
潰されている時間もほんの数十秒で、撮影は5分もかからなかったと思います。
多少の痛みは覚悟していたのですが、むしろ拍子抜けで終わりました。
マンモグラフィー、こんな感じのを想像していのですが、

実際に体験したのは、

↑こんな感じの圧迫感や威圧感の少ない撮影機材でした。
ちなみに、マンモグラフィーを担当してくれる技師は女性の方で、優しく手順を説明してくれて安心しました。
触診・超音波エコー
マンモ撮影が終わると、上半身にタオルをかけて、そのまま隣の診察室に移動します。
次は医師によるエコーです。
今まで女性医師だけのレディースクリニックしか行ったことなかったので、男性医師か・・・ってちょっと憂鬱だったんですが、(←失礼w)
すごく感じの良い先生でした。
早口でもなく、傲慢な態度もなく、話しやすい気さくな先生。
さすが高レビューで人気なクリニックだけあります。
めちゃめちゃ無愛想の婦人科の医師を経験してたから、終始にこやかに朗らかに会話をしながらの診察、感動しました笑。
ここで、マンモの結果と合わせて診察結果が伝えられます。
会計(今回の検査費用)
¥3,600
今回は症状があったため、保険診療の対象になりました。
ちなみに自費診療だと、触診+マンモグラフィ+超音波検査で12,000円です。
このクリニックの詳しい金額は下記のページが参考になりますので、気になる方は見てみてください。
検査にかかった時間は?
予約時間から会計終了まで、トータルなんと30分!
検診というと半日くらいかかるイメージだったのですが、
受付→マンモグラフィー→超音波エコー(触診)→結果→会計
なんとすべて30分以内でスムーズに終了しました。
仕事があったり、子供を預けたりしなきゃいけない人も多いと思いますが、このくらいの時間で検査してもらえると、その日の都合がつきやすく大変助かります!
健康診断と違って、結果がその日のうちに聞けるのもよかったです。
受付から会計までスムーズに、全くやな思いすることもなく今回の乳がん検査は終了しました。
今回の気になる結果は・・・
異常なし (乳がんを疑う所見はなし)
とりあえずほっとしました。ホッε-(´∀`; )
ただ、今回わかったことは・・・自分の胸は、
高濃度乳房(デンスブレスト)
ということ。
高濃度乳房(デンスブレスト)とは?
最近よく聞くことが増えましたよね。アジア人女性に多い脂肪が少なく、乳腺組織がよく発達した状態の乳房のことをいうみたいです。
実際自分のマンモグラフィー画像を見せてもらいましたが、びっくりするほど、ほとんど真っ白でした。
デンスブレストの人は、乳腺炎、乳腺線維腺腫になりやすいらしく、自分がなぜ乳腺炎になりやすいのか謎が解けました(゚∇゚;)
2008年の乳房腫瘤(乳房のしこり)疑いも、おそらく乳腺線維腺腫だったのではないかという結論になりました。
高濃度乳房(デンスブレスト)の注意点
高濃度乳腺(デンスブレスト)自体は、異常ではないようですが、
デンスブレストは、病変が正常乳腺に隠されてしまう可能性があり、本来発見しなければいけない腫瘤が隠れてしまう可能性があるということ。
なので、デンスブレストの方はマンモグラフィーだけではなく、必ずエコーと一緒に検査するようにと言われました。
また、高濃度乳房(デンスブレスト)が中程度のがんリスク因子であるということ。
高濃度乳腺とがんの発生との関連がなぜ起こるのかについてはまだはっきりとわかっていないようですが、乳がんが発生するの乳腺の部分なので、乳腺量の多いデンスブレストではそのリスクがそうでない人に比べて高くなってしまうのはなんとなく納得できます。
今後は一年に一回、マンモグラフィーとエコーの検査をしていく予定です。
まとめ
今回は幸いガンなどの異常は見られませんでしたが、乳房腫瘤(乳房のしこり)でC判定を受けていたにもかかわらず、それから10年以上も放置したことを反省。
乳がん検査というと、何か特別な事のように感じていましたが、今回検査を受けてみて、思ったよりも気軽で簡単に受けられるということが分かりました。
乳がんは早期発見できれば怖くない病気であり、「忙しいから・・・」と検診を受けないことが後悔につながらないよう、今後はしっかり一年に一度検診を受けていきたいと思います。
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